ーどのような事業を行われているかお聞かせください。
マナー研修やマネジメント研修を開催しています。研修内容は主に、男女別のマナー講座や、ビジネス視点を加えたエスコート方法などです。
私はアメリカのフィニッシングスクール・ジョンロバートパワーズスクール日本校で、立ち居振る舞いのマナー講師を行なっていました。
フィニッシングスクールとは、主に自立したい女性のための教養を身に着ける学校で、マリリンモンローなども通っていました。マナーレッスンから落語で日本語文化を教えるレッスンまで、幅広く学ぶことができる学校です。
スクールの対象は女性。しかし女性にマナーを教えていくうちに「男性もマナーやエスコートを学ぶと良いのでは」と気づき始めました。エスコートというと堅苦しく聞こえてしまいますが、つまり「守る」ということです。プライベートでは、女性をエスコートする機会が多く、仕事面でも上司を立てたり来客を接待してお客様を守るなど、何かを守るべき場面は常にあります。さらに受講していた女性生徒の中でも、「男性にエスコート方法を教えるのも良いのでは」と言う声が多く、少しずつ始めるようになりました。
ー男性のエスコート研修を新たに始めたとありますが、男性がエスコートを学ぶメリットは何でしょうか。
男性がエスコートを学ぶメリットは、自分に自信が付けられることだと思います。
プライベートでいうと、例えば婚活の場面。これは結婚相談所の方から聞いた話ですが、女性への対応などが不慣れで、女性からお断りされてしまう、というケースが多いそうです。そんな方でも自信を持てるようになるのが、エスコートだと思います。エスコートとは相手のカバンを持つことではなく、マナーや立ち居振る舞いです。エスコートをすれば相手が喜び、自分に対する印象や反応も変わってくるのです。
また仕事でも、上司を立てたりお客様のケアをすることはとても重要なこと。エスコートを学ぶだけで、公私ともに影響が出ます。
日本人にとってエスコートとは不得意な部分かと思います。私自身もそうでした。しかしそれは完璧を目指そうとするからです。20%でも良いので、少しずつエスコートを身に着けていきましょう。そうすれば必ず、自分も状況も変化していきます。
ー具体的にどのようなエスコートを学べるのでしょうか。
まず、性別によって学ぶことが少しずつ異なります。
女性がエスコートを学ぶ時は主に、「エスコートをされる側の立ち居振る舞い」を学びます。男性は、「エスコートをする側の立ち居振る舞い」を主に学びます。
例えばビジネスシーンで使用するスーツ。スーツはただのファッションではありません、相手をリスペクトするためのツールです。上司やクライアントがいる方は、どこかしらで相手を立てなければならない状況があるので、立場や状況に合わせた、スーツの選び方をお伝えします。また、握手の仕方。握手の仕方で印象の残り方は変わります。100人いる会場でも印象づけられるような握手の仕方を、お伝えします。
ーどのような受講者が多いのでしょうか。
会社員の方から企業の次期経営者で、社会でのマナーを学びたく受講する方がいらっしゃいます。主に東京でレッスンを開講しておりますが、毎回遠方から新幹線で通う人もいます。
ー森と創る株式会社の出会いをお聞かせください。
とある勉強会で知り合った方から、日光へ参拝に行くツアーに誘われたのですが、そのツアーの主催者が森と創る株式会社でした。
私は神社仏閣が好きで、ツアー内容も「財運を上げるための日光東照宮の正式参拝」と、とても興味深く、参加することにしました。その際、主催者として我々を引率してくれたのが、森と創る株式会社代表の森さんです。私よりも年下とは思わせないような風格で、人望も厚く、さまざまなことを森さんから勉強させていただきました。
ー森と創る株式会社のコンサルティングを受けることで、どのようにビジネスが発展しましたか。
私自身のウィークポイントとしては集客部分です。そこを森と創る株式会社のコンサルティングが入ったことにより、集客の幅が広がりました。また、代表の森氏は行動がとても早いため、ビジネスの回転が早くなっていると思います。人望やパッションがある方で、良い風をもたらしてくれています。
ー最後に、今後の目標についてお聞かせください。
現段階では、個人相手にマナー講座を開いているので、今後は企業での開催なども視野にいれたいと思っています。また、自分と同じように教えられる講師の育成も行なっていきたいです。森と創る株式会社のコンサルティングを受けながら、よりビジネスを広げていけたらと考えています。
Photo : tyado
Movie : Tsuyoshi Okuda
Type : Fujico
Location : Numero siete